宮内庁蔵版 正倉院事務所編

正倉院寶物[全10巻]

シルクロード東の終着地、古都奈良の世界遺産・正倉院

1200年守られ続けた「世界の宝庫」

正倉院寶物の全容をすべて
収載! 


※未整理・未調査の収蔵品は含まれていません。

 奈良・東大寺大仏殿の北北西に位置する校倉(あぜくら)で有名な正倉院

宝庫。ここに納められた聖武天皇の御遺愛物を含む天平時代の膨大な量の

什宝類が、正倉院宝物と呼ばれる貴重な文化遺産であり、現在は勅封倉の

西宝庫で近代的な設備と良好な環境のもとに保存されている。意匠・技法

も含め外国からの宝物も少なくなく、正倉院に唯一保存される宝物も多い

ことから「世界の宝庫」とも言われています。この出版では数多の初公開

宝物を含む、出版時までに整理・分類されている収蔵品を全て収載してい

ます。

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北倉(ほくそう)
 
聖武天皇の御遺愛品を中心に、宮廷用度品などの数々を収蔵

〈中倉〉(ちゅうそう) 
 
武器武具をはじめ、献物几・献物箱・ガラスなど広範な内容の宝物を収蔵 

〈南倉〉(なんそう) 
 
大仏開眼会をはじめ、各種儀式に用いられた什宝を納める

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正倉院宝物〈全10巻〉の構成
1巻 北倉I 2巻 北倉II 3巻 北倉III 4巻 中倉I 5巻 中倉II
6巻 中倉III 7巻 南倉I 8巻 南倉II 9巻 南倉III 10巻 南倉IV
宮内庁蔵版 正倉院事務所編

正倉院宝物[全10巻]

毎日新聞社

体裁 
B4版/美麗ケース入り

カラー80頁/二色刷120頁/一色刷88頁(各巻平均)

全10巻セット価格
285,430円(税込)  

本書の特色

  • 正倉院宝物の全容を明かす唯一の全集

    「勅封倉」として1200余年の星霜を超えて、守り伝えられた奈良・正倉院の宝物。現在までに整理・分類され

    た収蔵品を多数の初公開を含め網羅します
    。年に一度奈良国立博物館で開催される一般公開でも、その一部しか

    見ることの出来なかった宝物を、すべて居ながらにして鑑賞できるのは本全集だけです。

  • 各倉別、整理順に収載した画期的編集

    宝物を収蔵する北倉・中倉・南倉を、それぞれ独立させた巻建てで構成、整理順に、全ての宝物を二色刷り(モ

    ノクロ)で収載します。さらに、その中から優品を厳選してカラーで収載、大胆な部分写真も多用します。ま

    た、宝物の中核「東大寺献物帳」(国家珍宝帳、種々薬帳、屏風花氈等帳、大小王真跡帳、藤原公真跡屏風

    帳)、及び聖武天皇御書「雑集」光明皇后御書「杜家立成」「楽毅論」などは、全図を原寸大カラーで収載し

    ます。

  • 総図版約1万点の壮大なスケール

    図版は1巻あたり、カラーは平均で120点、モノクロは400-1000点、全10巻約1万点の図版で、膨大な正倉院

    宝物の全容を浮き彫りにします。

  • 最新のデータ、資料性に富む内容

    正倉院の全容が理解できるように、簡潔な解説に加え、法量、材質・技法は最新のデータを載せ、宝物名にはふ

    りがなと英文を付すとともに、銘文を収載、専門性・資料性にもとんだ内容とします。

  • 宮内庁正倉院事務所が全面協力

    本全集は、毎日新聞社が宮内庁正倉院事務所の全面的協力をいただき実現したものです。

  • 実物に迫る格調高い図版と重厚な造本

    図版は、最新の技術を駆使して「世界の宝庫」の再現に迫ります。また、歴史的文化遺産を愛蔵するにふさわし

    い、美麗で堅牢な装丁・造本とします。
      
     

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