創作木版画家 井堂雅夫 「大和の四季」 オリジナル手摺木版画四点セット 毎日新聞社 独特の深い味わいの木版画で 日本の美しい四季を表現する井堂雅夫画伯 悠久の古都・奈良大和路の魅力を再発見する 2007年待望の新作 |
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季節感あふれる色彩、光と陰の絶妙なコントラストが生み出す豊かな情趣と深い味わいで多くのファンに支持される井堂雅夫の作品は、画家としての天性の感性と木版画家としての類い希なる彫摺の技術があいまって初めて完成される創作木版画です。木版画は、下絵に描かれた色の数だけ色ごとに版木に写し取り、形どおり正確に彫刻刀で彫ります。摺りは基本的にうすい色から順番に版木を替え、それぞれの版木に刻まれた見当をたよりに和紙を置き、バレンでこすって摺り重ねます。今回の「大和の四季」は、32〜51枚の版木で35〜54回の摺りを重ねて制作しています。各作品には、奥行きを出すために画伯独特の「ごま摺り技法」が駆使されています。バレンに加える非常に微妙な力の加減によって「ごま」の状態は決まります。版木のあたたかさと和紙の温もりを感じる木版画は機械印刷では表現出来ない日本古来より伝わる森のアートといえます。 | |||||||||
「吉野の春」 32版35度摺り いにしえより霊場紀伊山地の入口として人々に崇拝されてきた吉野山。 春には下千本、中千本、上千本、奥千本と約三万本の桜が咲き日本一の名声を誇っている。太閤秀吉が徳川家康ら武将・公卿約五千人を従え花見を催したことで有名。 |
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「唐招提寺の夏」 39版48度摺り 唐僧鑑真和上により、759年に創建された唐招提寺と蓮とのつながりは古く、鑑真和上が青蓮の実を持って来日したことにはじまる。夏の花としてもっとも清らかな姿を表微し、その荘厳華麗さは金堂と共に天平文化を彷彿させてくれる。 |
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「長谷寺の秋」 51版54度摺り 古くは万葉集にも詠まれた霊場長谷寺は牡丹寺として有名だが、四季折々の花も楽しめる。山門をくぐり、回廊をのぼりつめ舞台から五重の塔を望むと美しい紅葉の景色が広がる。 |
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「東大寺の冬」 39版45度摺り 東大寺の広い境内には、大仏殿(金堂)を中心にお水取りで有名な二月堂や法華堂、戒壇堂などが建ち並ぶ。凛とした空気の中、雪の大仏殿に月の光が温かく煌めき、鏡池にその姿を映す。 |
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大和の四季によせて 日本人のこころの故郷といわれる奈良大和路は幾度訪ねても心が和み、いつも新たな発見がある。それぞれの季節に合わせて様々な場所を訪ねるのだが、何とも言いようのない安堵感が心に宿る。長い歴史と自然が一体となり調和し、雄大さと優雅さを兼ね備えた大和だからこそこのような気分にしてくれるのだろう。私がかねてから感じていた素晴らしい大和の四季を自分なりに木版画で描いてみた。春夏秋冬それぞれの季節の彩りや空気。そして光と陰。様々な季節感のある情景をこの「大和の四季」をご覧になって感じ取ってもらいたい。 井堂雅夫 |
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井堂先生近影 吉野にて | |||||||||
創作木版画家井堂雅夫「大和の四季」 吉野の春 唐招提寺の夏 長谷寺の秋 東大寺の冬 オリジナル手摺木版画四点セット 限定200部 技法…多色摺り木版画 おかげさまで完売となりました。ありがとうございました。 ※上記の商品には専用額が1点付属しています。 |
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井堂雅夫略年譜
1945年 11月11日 中国大陸東北部に生まれる |
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